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2007年1月24日 (水)

番外編 シネマ歌舞伎

シネマ歌舞伎 二人道成寺

玉三郎と菊之助のコンビによる初演も再演も両方観ているので、シネマの方は見るつもりはなかったのだけれど、見てきた知人があまり絶賛するので興味がわいた。もっとも彼女は実際の舞台は見逃していたから、初めて見るから面白かったのだろう、ぐらいの気持ちだったのだけれど、これが実によかった。

単に画像がきれいだというだけではない。様々な最新技術を駆使するにせよ、実際の舞台をそのまま録画して再現するだけだろうと思っていたのだけれど、そうではなかった。従来の二人道成寺と異なり、二人の女形が花子というひとりの女性の陰と陽とを踊り分けるという作品の狙いをより明確に示すための特殊な編集が施されている。ネタばれになるから詳しくは書かないけれど、結果的に実際の舞台と異なるものになるわけだから、下手なやり方をすれば演者に対して失礼になる。それが実現したということは、と見ながら考えていたところ、最後のクレジットで玉三郎が自ら編集に参加していたことが分かり、納得がいった。

特殊な編集の部分はそれほど多くはない。だが実に効果的。全体の画像の美しさも相当なもので、東劇での上映は今月26日までと残り少ないが、できればもう一度見たいと思っている。そしてもしDVDが発売されたら絶対購入! 何度でも見たい!

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